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優先株とは、配当金や残余財産を普通株より優先的に受け取る権利を有する株式のこと。一方で、株主総会などにおいては経営への議決権が制限される。再建企業が自己資本を強化するため、支援企業や政府に対して優先株を発行するケースがほとんどである。優先株は一般的に普通株よりも高い配当が支払われ、また発行企業が解散した場合は、優先的に残余財産を分配してもらえる。発行企業としては配当コストが高いが、外部から企業経営に関与されることなく、資本を増加することができるメリットがある。
「第一中央汽船に支援強化 商船三井、優先株150億円取得」 (2012/11/30:日本経済新聞)
◎関連ワード: 配当性向, 株主総会, 自己資本比率, 普通株公募増資, 劣後ローン
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