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ツイスト・オペとは、中央銀行が行う公開市場操作の1つで、保有する短期国債を売り、長期国債を買うことで、または保有する長期国債を売り、短期国債を買うことで、市中の通過供給量を変えずに、短期・長期金利をそれぞれ逆の方向に動かすこと。米FOMCは2011年9月、停滞する米国経済を後押しするため、長期金利の押し下げを狙い、2012年6月にかけて残存期間が6〜30年の米国債を4000億ドル買い、残存期間が3年以内の米国債を同額売ると発表した。インフレ懸念から通過供給量を増やせない中での苦肉の策とも言え、その効果を疑問視する向きもある。
「ツイストオペ再開の議論が台頭−イールドカーブの機能不全で」 (2021/3/2:Bloomberg)
「米国債:30年債が上昇、ツイストオペの予定発表を控え期待感」 (2011/9/30:Bloomberg)
◎関連ワード: 公開市場操作, 国債, 長期金利, インフレ, 金融緩和政策, FOMC, FRB
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