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ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体とは、米国とカナダを除く米州33ヶ国が参加する共同体のこと。2011年12月に発足、議長国はチリ。米国の影響力が強大で、「中南米支配」の象徴とみられている米州機構(OAS)に対抗した組織で、米国とカナダを排除し、中南米諸国の自決権を確保して、経済・政治・社会の結束を図り、最終的には地域の統合を目指す。参加国は反米派のベネズエラやキューバなどの強硬派と米国との関係悪化を望まないメキシコなどの穏健派が混在しているが、穏健路線の首脳たちは米国との共存を望んでおり、今後の運営が注目される。
「チリ大統領、中南米共同体を推進」 (2012/3/30:日本経済新聞)
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