保護主義とは、自国経済や産業の保護そして雇用の安定を最優先事項とし、貿易活動に積極的に制限を加える政治的思想または政策のこと。具体的には、輸入品への関税賦課や数量制限などを手段とする。保護貿易のメリットとして、内需の拡大や自給率の向上、貿易赤字の縮小、一方でデメリットとしては、外需の低下や貿易摩擦の発生、国内物価の上昇等が挙げられる。米国第一の保護主義を通商政策に掲げるトランプ新政権は、2017年にTPPからの離脱に関する大統領令に署名、またNAFTAの再交渉を明言した。⇔自由貿易
「保護主義強めるトランプ大統領、『現実の壁』に直面」 (2017/1/22:ロイター)
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