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不良債権とは、融資先企業の経営悪化や倒産などの理由から、回収困難になる可能性が高い貸付金(貸出債権)のこと。元本や利息の支払いが3ヶ月以上滞っている、または金利の減免や元本の返済が猶予されている貸付金を含む。金融機関は、貸出債権を「正常先」、「要注意先」、「要管理先」、「実質破綻先」、「破綻先」に分けて管理し、このうち要管理先以下に相当する債権残高を不良債権として公表している。不良債権は会計上、貸借対照表での償却、もしくは事前に計上する引当金によって処理する必要があり、銀行の収益に悪影響を与える。
「中国、銀行頼みの追加住宅支援 不良債権化の懸念も」 (2024/5/17:日本経済新聞)
「『ギリシャの銀行に格下げ』リスク、貸倒損失や預金流出で」 (2010/9/28:ブルームバーグ)
◎関連ワード: 貸倒引当金, 日本銀行, 公的資金, ストレステスト, 格付け, BIS規制
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