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ストレステストとは、銀行に対して行われる健全性審査で、現在より経済条件が悪化すると仮定し、銀行の財務状況がどの程度悪化するかを検証するテストのこと。結果を受けて、資本の増強や公的資金の注入など必要な対応が検討される。また、市場心理を好転させる狙いも。
米国では2009年、金融危機を背景に大手19行に対しテストを実施。信用不安を抱える欧州銀行も、同テスト結果の公表を求める声に押され、2010年7月に91行の結果を公表。審査基準が甘いとの見方もあるが、個別行の財務開示がなされたことで、市場にはアク抜け感が出た。
「欧州銀のストレステスト結果は23日に公表=フランス経済財務相」 (2010/7/5:ロイター)
「資産査定 欧州銀、資本不足7行」 (2010/7/24:日本経済新聞)
◎関連ワード: 自己資本比率, BIS規制, 公的資金, 有利子負債, 銀行同盟
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