ダンピングとは、正当な理由がなく商品又は役務をその費用を著しく下回る対価で継続して供給すること、また不当なまでに価格を下げて商品又は役務を供給することで、他の事業者の活動を困難にさせるおそれがある行為のことを言う。公正な競争を妨げるという観点から独占禁止法で禁止されている。ダンピングは海外シェアや業界シェアを確保するために販売攻勢をかける時に行われることが多い。なお、商品を国内価格よりも安く輸出し、輸入国の産業が大きなダメージを受けた場合は、懲罰の意味を込めて反ダンピング関税がWTO協定で認められている。
「EU、不当廉売の疑いで中国製太陽パネル調査」 (2012/9/6:日本経済新聞)