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自己勘定取引とは、投資銀行や証券会社などが、自社の資本を使って市場取引を行うこと。自己勘定取引は市場の流動性を増し、また、米投資銀行における収益源の1つでもあったが、2010年成立した米金融規制改革法、いわゆるボルカー・ルールによって、米銀行事業体の自己勘定取引が禁止されたことにより、マーケット規模の縮小や株式市場へのインパクトが懸念されている。また、当ルールを回避するため、事業形態の変更、米国外への事業移転などの動きが予想される。
「ゴールドマン、自己勘定事業をファンドに転換へ」 (2010/8/6:日本経済新聞)
「JPモルガン、自己勘定取引部門を閉鎖へ=関係筋」 (2010/9/1:ロイター)
◎関連ワード: 米金融規制改革法案, 機関投資家, デリバティブ, 投機マネー
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