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抗体医薬とは、ヒトがもつ免疫システムの抗体を主成分とした医薬品のこと。抗体は、遺伝子情報を元に作られ、細菌やウィルス、がん細胞などの抗原に結合してそれらを体内から排除するため、抗体医薬は標的である抗原にのみ作用し、正常な細胞まで破壊しない、副作用が少ないなどのメリットがある。がんや白血病、リウマチや喘息などの抗体医薬品が多く、難病の治療薬として注目が高い。また、免疫力が衰えた患者への効果も期待できるなど、適用患者の拡大も期待される。コストの抑制が今後の課題か。
「放射線抗体医薬品 富士フィルムが臨床研究 免疫力衰えても効果期待」 (2012/6/27:日経産業新聞)
◎関連ワード: バイオ医薬品, 薬価改定
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