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特例国債法とは、特例として赤字国債を発行するための1年限りの時限立法のこと。赤字国債(=特例国債)は普通国債の一種であるが、建設国債を発行してもなお歳入が不足すると見込まれる場合、公共事業費等以外の歳出に充てる資金を調達することを目的として、特例国債法に基づき発行される。特例国債法案を含む予算関連法案は、衆議院で可決後に参議院で否決されても、改めて衆議院で3分の2以上の多数があれば可決できる。ねじれ国会の中、2012年度の特例国債法が成立しないと、国債の発行が止まり、日本の信用力低下や金融市場の混乱を引き起こす恐れがある。
「財務相、自民の赤字国債法案審議応じる姿勢『歓迎すべきこと』」 (2012/11/2:日本経済新聞)
◎関連ワード: 予算関連法案, 国債, 信用格付け, 一般会計予算, 補正予算
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