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需給ギャップとは、経済の供給力と現実の需要との差のこと。完全雇用の水準を1つの基準とし、総需要が総供給を上回ることをインフレ・ギャップと言い、逆に、総需要が総供給を下回ることをデフレ・ギャップと言う。インフレ・ギャップ下では、有効需要が増大しても生産が追いつかず、インフレが発生しやすい。一方で、デフレ・ギャップ下では、生産能力があるにもかかわらず需要が不足しているため、デフレが発生しやすい。2011年3月の東日本大震災により供給力が減少したことで需給ギャップが縮小した。
「供給力、震災で4兆円減 需給ギャップ17%縮小、足元は消費低迷も 復旧は秋以降、需要回復カギに」 (2011/5/11:日本経済新聞)
◎関連ワード: GDP, インフレ, デフレスパイラル, サプライチェーン
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