人民元問題とは、中国の通貨「人民元」の交換レートを米ドルに事実上固定していたが、中国製品を安く輸出するために中国が人民元相場を低く抑えているという不満が米国などで強く、人民元の切り上げによる不均衡是正を求めている。
中国人民銀行(中央銀行)は2010年6月21日より、米ドルに固定してきた人民元の変動を再び認め、相場の緩やかな上昇を容認する方針である。中国株式市場への影響は、輸出産業に対する懸念の声もあるが、上場数の多い内需関連の業績改善を指摘する声も。また、資金の流入出による世界の為替や株式相場への影響も注目されている。
「人民元、切り下げは自滅行為 景気下支えにつながらず」 (2024/5/14:REUTERS)
「G7、人民元問題議論へ」 (2010/2/2:日本経済新聞)
「人民元 きょうから弾力化 中国人民銀『大幅切り上げせず』」 (2010/6/21:日本経済新聞)
◎関連ワード:
中国株式市場,
為替差益/為替差損