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外貨融通とは、他国の中央銀行間で通貨交換協定を結び、互いの国の通貨を融通し合うこと。信用不安によって海外から投資資金引き揚げの動きが活発になると、金融機関の資金が不足することで、国債の買い取りが難しくなり、また企業が輸出に必要な決済通貨である外貨の市場調達が困難になるなどの弊害が出る。このような事態がさらなる金融不安そして景気の停滞を招くため、それを防ぐための措置として2012年11月、円、米ドル、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドルの各中銀間でドル以外のいずれの通貨でも資金融通できる新たな協定を締結することで合意した。
「ドル供給 市場不安一服 EU抜本策注視」 (2011/12/1:日本経済新聞)
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