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金融取引税とは、投機抑制のため、外国為替取引に定率で課される税金のこと。2011年の米欧債務危機を背景に、欧州の金融安定化を図るため、フランスとドイツがユーロ圏各国での導入を提唱。実施された場合は、企業のユーロ圏からの流出、域内の銀行の利益圧迫、課税対象となる取引の非課税国への移転などの恐れがあり、英国をはじめ欧州各国からの反発も強く、適用範囲をめぐってはユーロ加盟17ヶ国のみならずEU加盟27ヶ国を主張する国もあり、議論は活発化している。導入には全加盟国の承認が必要。
「金融取引税、EU全体での導入望む=独政府報道官」 (2011/8/17:ロイター)
◎関連ワード: 投機マネー, ユーロ圏, 経済政府, 銀行同盟, ユーロ共同債, EU, 産業空洞化
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