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ネットキャッシュとは、貸借対照表の現預金と短期有価証券の合計額から有利子負債を引いた金額のこと。短期間に現金化できる金額で、実質的な手元資金のことを言う。企業の財務の安全性を見るうえで重視される指標のひとつ。ネットキャッシュが潤沢な企業は不況抵抗力が強いが、半面、手元資金が有効活用されていない評価の表れでもあり、また大量の現金を抱えながら時価総額の低い企業は買収の対象になりやすい。
「ネットキャッシュ比率が高い銘柄 ゲーム大手が上位に」 (2021/9/29:日本経済新聞)
「『時価総額<実質手元資金』の企業 市場評価厳しく23社増 6月末比」 (2011/3/31:日本経済新聞)
◎関連ワード: 有利子負債, TOB, 時価総額
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