|
アジア広域FTAとは、ASEAN10ヶ国(東アジア諸国連合:タイ、インドネシア、シンガポール、フィリピン、マレーシア、ブルネイ、ベトナム、ミャンマー、ラオス、カンボジア)と日本、インド、オーストラリア、ニュージーランド、中国、韓国を含めた16ヶ国間で、関税率を引き下げ、貿易を促進させるために包括的に締結する協定のこと。投資規制の撤廃や知的財産権の保護強化なども盛り込む。2011年時点で域内のGDP、総貿易額とも世界全体の約3割を占め、また人口は世界の約半数を占める巨大な経済貿易市場であり、GDPによる経済押し上げ効果はTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)よりも大きい。2015年末を妥協目標とし、日本にとっても輸出の拡大やサプライチェーン最適化などの恩恵がある。
「アジア広域FTA交渉開始で合意 日中韓など16カ国」 (2012/8/30:日本経済新聞)
◎関連ワード: FTA, ASEAN, GDP, TPP, サプライチェーン, NAFTA
|