iPS細胞とは、皮膚細胞に数種類の遺伝子を入れ、万能性を獲得する新型万能細胞のこと。けがや病気で失った機能を回復させる再生医療を実現する鍵とされ、病因解明、新治療法や新薬開発の分野で実用化が進み、難病治療の貢献にも期待が高い。2006年に京大山中教授が世界初の開発に成功、2012年には「細胞や器官の進化に関する我々の理解に革命を起こした」としてノーベル生理学・医学賞を受賞した。注力される研究の成果は、国内外の製薬会社や株式市場からも注目されている。
「がん攻撃のリンパ球 『iPS』で大量作製 理研が実験成功 免疫治療に有効」 (2010/6/2:日経産業新聞)
「山中・京大教授にノーベル賞 iPS移植」 (2012/10/8:日経産業新聞)
「理化学研究所など 世界初 他人のiPS移植」 (2017/3/29:テレビ東京)
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